顎関節症とは
本当は楽しいはずの食事の時間が苦痛だ!
体のあちこちが痛いのはもしかして顎が原因…?
あなたが次の状況なら顎関節かも…
上手く奥歯で物が噛めない。
口を大きく開けると痛みを感じる。
また口を開閉すると「ガクガク」「カクカク」と
音がする。
以前の私もそうでした。
私の場合は口を開くとき閉じるときの形が
右に半月を描くような動き方をしていました。
しかし最近あるとき鏡を見て口を開いてみたところ、その動きが
明らかに滑らかになり、「カックン」の音も小さくなっていました。
左右の奥歯のかみ合わせを修正する
あなたは片方の奥歯で食べ物が噛みにくくなくなって
歯医者に行ったことはありますか?
口を開けにくいからと通ったことはありませんか。
そんなとき歯の噛み合わせが悪いからと
噛みにくい歯を削ったのではないかと思います。
でもその後、削ったところはしっくりきていますか?
もしかすると、その歯は削らなくても良かったかもしれません。
歯を削って噛み合わせを合わせても、上手くいかないと
肩こりがひどい、頭痛で憂うつ
などの不調が身体に現れてきます。
原因は歯にはない場合があります。
そんな時に上手く物が噛めないからと
歯を削っても''顎関節症や噛み合わせは良くならないのです。
こんな状態が顎関節症
① 口を開こうとすると耳の穴の前の部分にある顎関節(あごの関節)
こめかみや頬の筋肉が痛む。
② 大きく口を開けて、食物を噛むことや歌を唄うことができない。
口を開けて手指(親指を除く四指)を縦した状態でに2本程度か
それ以下しか入らない。
③ 口を開けたり閉じたりするときにカクっと音がする。
顎関節症の患者の傾向
一般的に顎関節に悩む女性は男性の倍の数に上り、思春期~30代
ぐらいまでがピークといわれています。
これは中学生ぐらいから骨格や歯が成長して行くとともに
女性ホルモンが影響しているといわれ、骨格や靭帯などの強度が
男性に比べて弱いのも原因のひとつということです。
顎関節はどんな構造をしている?
側頭骨のくぼみは、下顎窩という耳の穴の前あたりにあるくぼみ
(下顎の骨がはまり込む場所)とそのくぼみの前にある出っ張り
部分の関節隆起からできています。
また下顎窩と下顎頭の間には骨同士が擦り合わないための
膝の半月板のクッションのような関節円板があります。
顎関節症の70%の患者に関節円板のズレ!
関節円板は外側と内側にしっかりと付着していますが、連結部分が
前後に動きやすい特徴があり、構造的に後部の組織が伸びやすいので
本来の位置から前方に関節円板がずれた状態になってしまうと
口を開閉するたび「ガクガク」と音がしたりします。
顎関節症を引き起こす要因
顎関節に問題を引き起こす原因には次のようなものが上げられます。
① あなた自身の顎関節および周辺の筋肉が構造的に脆弱である。
② かみ合わせが悪いということも原因の一つ。
③ 転んで下顎を打って顎関節に影響を及ぼしている場合。
④ (ブラキシズム=くいしばり・歯ぎしり)口を閉じていても上下の
歯を噛んでいる。通常は人間の歯は、このような状態の時は
上下離れている。
家庭や仕事などの人間関係のストレスや悪い姿勢などで筋肉が
緊張すると、寝ている間に歯ぎしりや喰いしばりが起きることで
顎関節に影響を及ぼします。
⑤ 食事をするとき片側どちらかだけで噛む癖を偏咀嚼(へんそしゃく)
と言い、顎関節に負担をかけることになります。
⑥ 次のような習慣や癖
頬杖、受話器を肩と顎ではさむ、顎を突き出す、うつ伏せで
寝たり読書をする
顎関節により発生する症状
肩こり、首痛、頭痛、背中が痛む、耳が痛いなど…
ただし親知らずなどでも、口が開きにくくなりますので、
顎関節の症状でない場合もあります。
※《最新》症状改善コース での対応となります。